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執筆者の写真遠山芳博

001「マネーで膨張」し「マネーで収縮」する、路面店舗エリアは人の営みがつくる有機的な生き物!

更新日:2020年5月20日



頭の中に風船をイメージしてみてください。(催眠術ではありません!)





その風船に表参道と書き、風船の中に街があるとイメージしてください。







<好景気>

→マネーが「プー」っと吹き込まれ「風船が膨張」


→骨董通りの六本木通り側まで空室が無くなりキラー通り(外苑西通り)も満室御礼


→ほぼ同時に賃料上昇基調へ


→1Fが満室になるとほぼ同時に上層階も

満室へ 



→商業地に空室が無くなり、需要>供給が顕在化


→いつもより遠くまで&奥の方まで店舗が拡張しだす


=商業地の膨張



<不景気>

→マネーが「スー」っと吸い込まれ「風船が収縮」


→骨董通りの奥(六本木通り側)から空室が増える、キラー通りも現在空室即入居の募集看板が目立つようになる


→少し遅れて賃料下降基調へ


→静かに上層階から空室が増え、1Fもパラパラと空室が顕在化


→商業地の遠くや奥くから空室が増え、需要<供給が顕在化、


→空室がだんだんと商業中心地にも増えだす


=商業地の収縮



同じ動きが、銀座でも、新宿でも、渋谷でも起こります。

また、関東圏、関西圏、中京、東北、その他も例外なく起こっているはずです。

こんなご説明をお客様にした際、

「風船理論ですね」なんて言われました。

「いやいや、理論なんてそんな立派な話ではありません」と返答しつつも、

名前としてはわかり易い。

「やはりお客様に教えてもらうのは50歳過ぎても同じ」と、

思った記憶があります。


毎日の様に商業地の現場を歩いていると、

手に取るように体感できます。

車での現調は危険、自転車でも見落としあり、

歩きが一番正確に現調出来るのは想像の通りです。

さて、この場合注目して頂きたい視点はいくつか有りますが、

以下はぜひご確認願います。

① 風船の中央に位置するエリアはどこ?

→最後まで中央エリアのビジネスは安全か?

② 風船の外側に注目

→少し先の未来が見えないものか?

③ 不景気からの回復は?

→どのエリアから認められるか


今後このサイトで、上記なども記させて頂きます。


ちなみにですが、

2008年秋より始まったリーマンショックでも、

このイメージとして捉えた街の風船は、収縮すれどそれぞれ復活し、

破裂には至りませんでした。

もしその風船が破裂する原因があるとすれば、

きっとそれは経済的なダメージでは無く、

もっと違う原因、

例えばこの「コロナ等のウィルス蔓延による影響」かもしれません。



「コロナ収束後の街」

その復活への期待もあり、興味関心も非常にあるので、

自粛しつつ共に見届け、盛り上げていきませんか?


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