「吊り橋」と聞いて思いつくのは、
「明石海峡大橋」、「東京のレインボーブリッジ」・・・
ネット上に「 日本国内の歩いて渡れるおすすめ吊り橋15選」なる特集もあります。
皆さんも見たことはあるだろう、
あの橋脚と橋脚の間にあるワイヤーかロープのたわんだ、
そのイメージを頭の中に思い描いてお聞きください。
例としてですが、
原宿~渋谷間の明治通り店舗賃料単価
変化は、両駅を吊り橋の支柱とし、ロープを張ったイメージに近い、というのが本日お伝えしたい内容です。
(不動産仲介会社的な視点から)
縦軸を店舗賃料単価、横軸は距離。
仮に原宿駅前の店舗賃料単価相場を10万/坪、
仮に渋谷駅前の賃料単価相場を10万/坪、
その原宿渋谷間にある、明治通りの中間「Zエリア」の賃料単価相場を5万/坪とすると、
以下のようになります。
原宿駅前・・・・・・・・明治通りZエリア・・・・・・・・・渋谷駅前
店舗賃料単価 10万 9万 8万 7万 6万 5万 6万 7万 8万 9万 10万
これを図にすると上記に記した、
吊り橋のたわんだロープのイメージになります。
ここでお伝えしたいのは、
「点では無く線で考える」という事です。
仲介会社の店舗賃料単価(・万/坪)に関する説明で、
頻繁に聞かれた事があるのは以下だと思います。
A物件:5万、B物件:8万、C物件:3万、D物件:10万、
E物件:3万だが今は5万だろう・・・・etc
せっかく多くの情報を持っているのに、
そのまま「点」で説明されると一般の方には解り難く、
本当にもったいなく感じます。
そこで、
その賃料単価情報を例えば地図の明治通りにプロットし、
眺めてみては如何でしょうか?
概ね、吊り橋のロープのようなイメージになりますし、
事例の無いエリアも「だいたい・万/坪ぐらいかな?」と、
想像し易くなります。
もちろん店舗賃料単価を決める要素は複雑で、
単に距離だけではありません。
でもイメージは掴める、賃料単価をある程度は予想できるはずです。
ただ街を歩くのでも良いのですが、
「今ここは8万/坪ぐらいで、渋谷に向かう中間で単価は5万に下がり、
渋谷駅が近づくと上がりだす」と思い歩を進めると・・・
なぜあのテナントはここに出店したのか?、
このテナントは10年以上営業出来る理由は?、等々、
また違った気づきや、
ストンと来る納得に出会えるかもしれませんね。
そうそう、
吊り橋も風や重量の外部要因で揺れたりするように、
賃料単価も経済条件などでブラブラ揺れるものです。
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