プロフェッショナル:仕事の流儀
スペシャル 2016年6月6日放送巨大港スペシャル
日本の経済を支えるプロたち ~密着!名古屋港~
この番組を録画予約して楽しんでおります。
その中で、
タグボートの水先人がイメージとして焼き付いて離れません。
タグボートって、
外から船を引っ張ったり押したりするって思いませんか?
その方は、
海外の巨大な船に慣れた感じで乗り込むではありませんか。
さらにさらに、
外人の航海士らしき方からなんと「舵」を代わられ、
いつものような冷静な感じで舵を取られているではありませんか!!
7つの海を知るスペシャリストも、
名古屋港や東京湾に入るとき、着岸するときは、
その湾のスペシャリストに頼るとは!!
「まじカッコイイ、超スゲー」、なんて素直に口ずさんでおりました。
ここに、路面店舗系仲介会社と似ている点を、以下の様に感じた次第です。
海外の巨大船、国内の大型船 =外資系ブランド、国内上場大手小売業
水先案内人(国家資格:1級水先人他) =店舗系仲介担当(国家資格:宅地建物取引士)
東京湾、大阪湾、名古屋港 =銀座、心斎橋、名古屋栄
湾内の操舵、着岸、離岸 =契約までのリード、成約、オープン&フォロー
転職で仲介会社にお世話になり、
路面店舗の仲介を始めた際から、以下のような疑問がありました。
「上場企業ほどの大手なら、自社で全て完結すれば良いんじゃないの?」
「仲介会社に頼る意味なんてあるの?」
でも実際聞いてみると、以下のようなコメントがあり!
① 国内大手コンビニ(・兆円企業)
→開発担当は数百人いるも、
出店ペースは年間1000店以上の時もあり手が間に合わない。
仲介会社経由の契約が8割以上だと思う。
② 海外アパレル(海外上場、数千億起業)
→大手デベロッパーは直接取引あり十分。
路面店舗は個々に経営が異なりルートも無い、
よって銀座等、路面店舗は仲介会社の契約がほとんどを占めると思う。
この様な業界特性のお陰で2015年独立開業した一人会社の今も、
伺うエリアが商業一等地により、
巨大船ならぬ、大手テナント様との取引が中心となっております。
以下は、先程リンクをご案内した番組のコメントです。
-----------「キキキっと止まって、サッと着けたらカッコいいかもしれない。
しかし間違っても事故を起こさないためには、そんなカッコいい操船は出来ない。
いわば船の操船で“匠の技“を見せることはない。
むしろ大事なことは、安全そのもの。」
水先人事務所には、一仕事終えた井上の姿があった。
井上は、自分の操船データを見直し、
そこに改善の余地が無いか振り返っていた。-----------
小生もカッコつけず地味にこつこつ業務を重ね、慎重に先を予想し、
銀座や表参道で「安全な着岸」と似た、
「合意レベルの高い契約締結」を目指したいと改めて思う次第です。
ただ、「巨大船の舵」を預かる境地は程遠く、
またそこまでの「信頼、知識、技術」を得るという目標は、
この巨大船を操る水先人の方々より、
イメージできたように感じております。
コロナ騒動のゴールデンウィーク、
ぼーっと港で船などを眺めたいものですね。
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