top of page
  • 執筆者の写真遠山芳博

009「タグボート」の水先人に思う、路面店舗系仲介担当の目指す専門領域とは?

更新日:2020年5月23日


プロフェッショナル:仕事の流儀

スペシャル 2016年6月6日放送巨大港スペシャル 

日本の経済を支えるプロたち ~密着!名古屋港~

この番組を録画予約して楽しんでおります。

その中で、

タグボートの水先人がイメージとして焼き付いて離れません。


タグボートって、

外から船を引っ張ったり押したりするって思いませんか?







その方は、

海外の巨大な船に慣れた感じで乗り込むではありませんか。

さらにさらに、

外人の航海士らしき方からなんと「舵」を代わられ、

いつものような冷静な感じで舵を取られているではありませんか!!


7つの海を知るスペシャリストも、

名古屋港や東京湾に入るとき、着岸するときは、

その湾のスペシャリストに頼るとは!!

「まじカッコイイ、超スゲー」、なんて素直に口ずさんでおりました。

ここに、路面店舗系仲介会社と似ている点を、以下の様に感じた次第です。


海外の巨大船、国内の大型船     =外資系ブランド、国内上場大手小売業

水先案内人(国家資格:1級水先人他)店舗系仲介担当(国家資格:宅地建物取引士)

東京湾、大阪湾、名古屋港      =銀座、心斎橋、名古屋栄

湾内の操舵、着岸、離岸       =契約までのリード、成約、オープン&フォロー

転職で仲介会社にお世話になり、

路面店舗の仲介を始めた際から、以下のような疑問がありました。

上場企業ほどの大手なら、自社で全て完結すれば良いんじゃないの?

仲介会社に頼る意味なんてあるの?

でも実際聞いてみると、以下のようなコメントがあり!


① 国内大手コンビニ(・兆円企業)

→開発担当は数百人いるも、

出店ペースは年間1000店以上の時もあり手が間に合わない。

仲介会社経由の契約が8割以上だと思う。


② 海外アパレル(海外上場、数千億起業)

→大手デベロッパーは直接取引あり十分。

路面店舗は個々に経営が異なりルートも無い、

よって銀座等、路面店舗は仲介会社の契約がほとんどを占めると思う。

この様な業界特性のお陰で2015年独立開業した一人会社の今も、

伺うエリアが商業一等地により、

巨大船ならぬ、大手テナント様との取引が中心となっております。




以下は、先程リンクをご案内した番組のコメントです。


-----------「キキキっと止まって、サッと着けたらカッコいいかもしれない。

しかし間違っても事故を起こさないためには、そんなカッコいい操船は出来ない。

いわば船の操船で“匠の技“を見せることはない。

むしろ大事なことは、安全そのもの。」



水先人事務所には、一仕事終えた井上の姿があった。

井上は、自分の操船データを見直し、

そこに改善の余地が無いか振り返っていた。-----------

小生もカッコつけず地味にこつこつ業務を重ね、慎重に先を予想し、

銀座や表参道で「安全な着岸」と似た、

合意レベルの高い契約締結」を目指したいと改めて思う次第です。

ただ、「巨大船の舵」を預かる境地は程遠く、

またそこまでの「信頼、知識、技術」を得るという目標は、

この巨大船を操る水先人の方々より、

イメージできたように感じております。

コロナ騒動のゴールデンウィーク、

ぼーっと港で船などを眺めたいものですね。

閲覧数:24回0件のコメント

Comments


bottom of page