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執筆者の写真遠山芳博

016 路面店舗には「群れる習性?」がある! 

<お伝えしたい事>  (不動産仲介会社的な視点から)



路面店舗もSC内も、テナントは「群れる習性」があります。


テナントが群れるメリットは、

より多くの集客につなげ、より多くの売上を確保し、

健全な利益を得る事で、次の商品提案に繋げる好循環を作る為です。


その群れる経緯が少々異なります。

「路面店舗は自然発生的に群れる」

「SCは人為的に群れを演出する」、という事です。


「ダーウィンが来た(NHK)」という番組を録画予約しています。

たまに眺めていると、

「人間社会と同じだなぁ、路面店舗でも同じような場面があった気がする!」等・・・、

と思う事もしばしば。


考えてみると、

人間も動物ですし、習性など類似点があって当然と思い至りました。

ここでは、以下に分けて併記してみたいと思います。


① 「ダーウィンが来た」の場合  


②「路面店舗」の場合


<群れとしての立地、エリア、ストリート>



「ダーウィンが来た」の場合

シカやシマウマ等、

特に草食動物は見通しの良い草原等にて「群れ」で行動




「路面店舗」の場合

銀座中央通りはブランド系、

表参道の一本裏にはセレクト系、

裏原宿はストリート系、

渋谷センター街はフード系、

新宿に家電系・・・等々

店舗集積=「群れ」がある

<群れるメリット>

「ダーウィンが来た」の場合

肉食系動物への警戒という安全性

ゾウなどはリーダのえさ場誘導による食料確保

オオカミ等はチームで連携し捕食する


「路面店舗」の場合

競合でもあるテナント同士の集客相乗効果による売上確保

(例:銀座でブランドショッピング、裏原宿でのスニーカー比較購買)


商店会のニュース発信による誘客


<群れるデメリット>

「ダーウィンが来た」の場合

エサの独占は出来ず常に新しい食料を求め移動、

群れ内の序列や争いあり、

群れから外れると弱く捕食されやすくなる

「路面店舗」の場合

売上の独占は難、

競争や規則&制約等UP、

外れた立地での集客力弱く単独成立し難い

「群れる」とは、

少々嫌な印象を持たれる言葉ですが、

現実的にはどのコミュニティにも存在しています。

家族もある意味「群れ」、学校も、会社も、様々な団体も・・・・・


この「群れ」に気づき、

自分なりに上手に付き合う事が必要と思うのは私だけでしょうか?

「うちは商品力があるから、商業の中心から離れた家賃の安い立地に出店したい」、

「競合の少ない立地に出店した方が売上を独占できる気がする」

等々の事例は多く聞こえてきます。


がしかし、そのまま出店する方は少なく、

出店できても10年以上営業継続できる方もレアケースと言えます。

<お伝えしたい事>

路面店舗もSC内も、テナントは群れる習性があります。

当初記した内容ですが、如何でしょうか?

路面店舗は群れてるのか?

そんな視点で街歩きしてみると、新しい発見があるかもしれずお勧めです。


いつも近くに店舗を構える、相性が良いA店舗とB店舗があったり、


いつも街はずれやSC内の奥の方にお店を構えるC店舗とD店舗があったり、


街の入り口やSCの入り口近くにだけお店を構え、競争しているE店舗とF店舗があったり・・・

一言に「群れる」といっても、

様々な「群れ方がある」という事に気づくはずです。

この後、「街の群れ」に関してもお伝えしていきますので、

お付き合い頂けると幸いです。

皆さんも、何かに「群れ」ていたりしませんか?

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